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ソロライヴ『樂人』




のりこです[i:63951]
昨日は、心斎橋までライヴを聴きに行ってきました[i:63899]
松村組のメンバーであり、グルーポ アルカディアのリーダーである、渡部勝喜さんの初のソロライヴです[i:63903]。
とても新鮮で、驚きと感動の連続でした。
『エル・チャロ』というメキシコ料理店で行われたライヴは限定30名で、本当にこじんまりとした、温かい雰囲気でした。
開場から15分ほどしてからお店に到着したのですが、すでに沢山のお客様が…
でも、何故か前の席が空いていたので、そこに座ることにしました。
演奏者である渡部さんが登場されると、なんと…私のド真ん前[i:63915][i:63915][i:63915]
マイクスタンドの脚が、私のつま先に当たる距離で1メートルも離れていなかったような…。
指づかいも、息づかいも、楽器の構造の細部に至るまで、見たり感じたりできるスペシャルな席で、いつもとは違う楽しみ方ができ、最高に満喫できました[i:63913]
私は楽器が大好きなのですが、フォルクローレは、1人で様々な楽器を演奏するので、特に興味深く、目の前で演奏される、ケーナ、チャランゴ、サンポーニャ、ボンボ、ピンクージョ、ティプレ、チャフチャス、セミージャ、パロ・デ・ジュビア、カリンバ…にうっとり[i:63892]
でも、特に目と耳を奪われたのは、磐笛、そしてコンドルの骨でできているケーナでした…。(写真を見て頂いたらわかるように、本当に骨そのまんまです。歌口の部分は少し削って加工してありますが…)
磐笛は、フォルクローレの楽器ではなく、渡部さんが明石の浜で『授かった』日本のものです。
全く人の手は加えられておらず、長い長い年月をかけて自然に穴があき、それも選ばれた人にしか授からず、音を出すのもなかなか大変なんだそうです。
(渡部さんが手にお持ちのプラスチックのケースに、たっぷり水が入っていて、その中に浸かっておられます。乾いていると鳴らないので、30分前にはつけておくそうです。)
とにかく、とても神秘的な笛です。
時々、神社で奉納演奏をするそうですが、不思議なことが起こったこともあるとか…。
とても澄んだ美しい音色で、鳥肌が立ちました。
会場の空気が、一瞬にして変わったような気がしました。
α波も出るそうで、音に25000ヘルツも含むというから驚きです[i:63913]
コンドルケーナは、遺跡から発掘されたものしか現存しておらず、基本的には博物館にあるのだそうです。
何故か、不思議なご縁で渡部さんの手元にやって来たのですね。
これもまたとっても素晴らしい音色でした。
十数センチくらいしかなかったのですが、ズッシリと重たかったです。(なかなかに、骨密度の高いコンドルですな[i:63911])
ちょうど翼の根元部分の骨だそうですが、コンドルという鳥は、翼を広げると、端から端まで5メートルはあるそうですから、さすがに骨もしっかりしているはずです。
穴は3つしかなく…なのに信じられないくらい豊かなメロディーが奏でられて、驚きでした[i:63913]
7つくらいの音で曲が作られていたような…。
ちなみに、コンドルケーナの曲は残っておらず、今日聴かせて頂いた曲は、『嘆きの翼』という渡部さんがコンドルケーナの為に作曲されたものです。
また、是非聴きたいです[i:63913]
ライヴが終わってから、渡部さん、向さんと少しお話ができました。
『お写真を撮ってもいいですか?』とお願いしたら、気持ちよく応じて下さったのですが、向さんが『いいですよ~。魔除け?厄除けの写真ね~[i:63992]』と…[i:63916]。
大爆笑でした[i:63951][i:63951][i:63951]
(この写真を持ち歩くと、きっといいことがあります[i:63913][i:63913])
私は明石の住民なので、「磐笛が同じ明石出身と聞いて、すごく嬉しいです[i:63913]」と、お話していたら、共演者であるギターの青木さんが、通りざまに『僕も明石です~[i:63992]』と。
本当に、驚き・感動いっぱいの素敵なライヴでした[i:63889]
あ[i:63915]最後に大事なことを…
会場で、渡部さん直筆の絵ハガキを購入しました[i:63893]。
やわらかい筆づかいで、穏やかな渡部さんのお人柄がにじみ出ています。
渡部さんオリジナルで、一枚一枚ことばも絵も違うのだそう。
一枚500円で、被災地の義援金になるということです。
一枚いかがですか~?
また秋[i:63980]にも、神戸でライヴがあるようなので、絶対に行こうと思います[i:63951]。